
精神科病院での「身体拘束」について 体験談&ご意見
絶望体験
ルツさん / 大阪府 / 30代 / うつ病患者
うつ病歴12年、2016年の夏初めて精神科病院に入院しました。入院したのは急性期病棟で閉鎖。患者の状態に関係なく入院すると全ての患者がこの病棟に入ります。なので、他害の恐れがある人、自分で食事する事も出来ない位状態が悪い人から、家を離れて休養するために入院した人までごっちゃまぜ。看護師等スタッフは鍵のかかったナースステーションに籠りっきりで、食事と薬の時間以外はほとんど出て来ません。私は男性患者さんにストーキングされたり、襲われそうになりました。しかし、担当の看護師に相談しても、私の人間関係を構築する能力の欠如のせいだ、と言われ何も対応してもらえませんでした。頭痛などで頓服薬をもらう時はナースステーションの鍵のかかった窓をノックするのですが、「何!?」と嫌な顔で言われ、頭痛薬が欲しいと言うと、薬を投げるように渡し、ピシャっと窓を閉められます。社会の底辺の人間として扱われていると実感しました。生理痛がひどく深夜痛みに耐えかねてナースステーションに行くと、空腹時に服用してはいけないロキソニンを空腹のままを飲むように言われ、(食べ物の持ち込みは禁止でした)胃がいたくなるのが怖いと言うとお茶をいっぱい飲めば大丈夫だ、と言われました。 1ヶ月の入院の予定でしたが、ご飯前にナースステーションの目の前にある食堂で、妄想の症状がある患者さんに殴りかかられ、周りにいた患者さんたちによって助けられました。スタッフはその騒ぎで後からナースステーションからぞろぞろと出て来ました。手を殴られ、主治医がこのまま入院する事は反対にストレスになるという判断から3週間で退院しました。あの病棟には何があっても二度と入院したくありません。刑務所よりもひどい場所にいた思いです。
2017年08月01日 20時03分
日本人やめたいさんさんからのコメント
ルツさん / 東京都 / 50代 / 当事者・専門家
本当に、こんな現状、変えていきたいですね。
2017年08月20日 00時00分
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