
発達障害・子育て中のお母さん・お父さんの声
私はウツ。息子たちはトゥレット症候群(複数の障害あり)です
mamanナツコさん / 千葉県 / 40代 / 母
長男のトゥレット症候群の発症以来13年。私は発達障害者の子育てに向き合っています。その過程で私自身もうつ病に。今は母子家庭・生活保護です。この春、次男が中学を卒業します。義務教育は唯一の社会との接点でした。次男の場合、彼の病状がトゥレットに加え、うつ、不安障害、アスペルガーの感覚過敏、身体症状、注意欠陥など、複数の困難があり、そのため在宅療養でした。小学時代、特別支援級に属しても学校には通えませんでした。中学は市の教育センターから先生が自宅に派遣されました。2年間同じ先生と交流したのが、彼の唯一の教育です。でも、それもこの3月まで。以後、支援の手がなくなります。今ワタシは、「どうしたら、子どもたちが社会から置き去りにされないで、自分らしく生きて行けるのか?」と考えあぐねています。昨年、千葉市の発達障害者支援センターにも登録しました。が、面接は1度きりでした。若い組織で職員も4人しかおらずだからです。制度ができても支援経験が浅いので、先方も困っています。 私は「オレらトゥレットブラザーズ・with うつのママンとウサギ」というブログを書いて3年経ちます。そこで、やっと、同じような子どもを持つお母さんたちとも巡り会えました。トゥレット患者さんとも繋がれました。それぞれが、いろんな病状を抱えていますね。ただ・・共通しているのは、障害の特性で「社会に居場所がない」「家族以外の人との接点を持つのか困難」という不安を皆さん抱えている・・・ 私は、自身がうつ患者ですから、大きなアクションは起こせません。加えて言えば、発達障害児を育てる母がウツを患っているケースも多いのです。そのような現状を踏まえ、【包括的に家族を支援できるシステムがあれば、どんなに心強いか・・・】と切に想います。そんな世の中は、果たして来るのでしょうか・・・?
2013年02月15日 10時38分
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