#依存症

向精神薬断ち

金平糖

大学入学と同時に、不眠症が悪化して、心療内科で抗不安剤を処方されたのが始まりで、そこから6年ほど抗不安剤・入眠剤が手放せなくなりました。外出時、特に電車に乗るときは、いつもポケットに薬を忍ばせていました。不安や、苦しさ、絶望から逃げたいという一心で、時にはアルコールも併用しました。そのうち歯止めがきかなくなり、二度と起きられないように、と処方された薬を一気に大量に飲んだりもして、最終的に刃物で自殺を図り、そのまま措置入院となりました。この入院で、精神医療にも限界があることを目の当たりにし、諦めがついたのか、1ヶ月間の入院後、1年も経たないうちに薬を飲まなくても大丈夫になりました。今思い返すと、子どもの頃から家族に頼れなかった部分を、医者に頼ろう、医者ならどうにかしてくれるだろう、と思っていたことが、自分自身を向精神薬依存に向かわせた動機の一つになっていたように思います。

2020年03月18日 19時28分