アルコール、薬物、ギャンブルなどの依存症は医学的には「病気」であり、適切な治療や支援につながることで回復が可能です。しかし、実際には、そうした場所になかなか辿り着けない人も多いのが現状です。その背景には、情報不足や、依存症に対する誤解・偏見があります。

「ハートネットTV」では、治療・支援に繋がるハードルを下げるには、依存症に対する社会の理解を深めていくことが大切と考え、実際に回復の道を歩んでいる当事者・家族の声に耳を傾けることが欠かせないという姿勢で、継続的に取材に取り組んできました。

そうした中、2019年～2020年にかけて、著名人の違法薬物による逮捕が相次ぎました。薬物問題に対する社会の関心が高まり、さまざまな議論が沸き起こる中、番組では改めて、「依存症からの回復」には何が必要なのか、回復を支援する社会にしていくためにはどうすればいいのかを考えるため、皆さんの声を募集しました。依存症本人や家族の体験談や、「これだけは社会に伝えたいこと」などを寄せていただきました。

（※2020年4月8日放送）