精神疾患の親を持つ子ども

「精神疾患の親を持つ子ども」基礎情報・関連情報

精神疾患の親を持つ子ども

精神疾患の親を持つ子どもの場合、子どものときだけにとどまらず、大人になってからも生きづらさを感じている人が多くいます。

たとえば、子ども時代には、子どもであるがゆえに、親がこころの病だと認識することが難しく、周りの人を頼ることもできずに孤立するというケースがあります。また、うつ病の親の顔色をうかがいながら生きてきたため「自分の気持ち」「自分の意見」を人へ伝えることが苦手になってしまったという人もいます。

相談窓口・支援団体

受診に関する相談

精神疾患について専門的に診てもらえるのは、総合病院の精神科、精神科病院、精神科クリニック(メンタルクリニック)などです。「どこに行けばいいか分からない」「いきなり病院に行くのは抵抗がある」といった場合、お住まいの地域の精神保健福祉センターや保健所などで受診の相談をすることも可能です。さまざまなこころの問題で困っている本人や家族の相談を受け付けており、適切な医療機関を紹介してもらうことができます。

全国精神保健福祉センター
保健所|精神保健福祉相談

地域住民の健康増進や病気の予防などを行う機関です。多くの保健所で「精神保健福祉相談」を行っており、医師や保健師、精神保健福祉相談員などが相談に応じてくれます。

最寄りの保健所を探す ※NHKサイトを離れます

※その他、以下のような場所でも相談することができます。
・(中学生・高校生の場合) 保健室の先生、スクールカウンセラー
・(大学生・専門学校生の場合) 学内の保健管理センターや学生相談室など
・(会社員の場合) 健康管理室の産業医やカウンセラーなど

民間の情報サイト・当事者団体やネットワークなど

公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会「みんなねっと」

精神に障がいのある人の家族が結成した団体です。機関誌を通した家族同士の交流、フォーラム/シンポジウムの開催、相談支援活動などを行っています。

公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会「みんなねっと」 ※NHKサイトを離れます

精神障がいの親と暮らす「親&子どものサポートを考える会」

精神科での臨床経験を持つ看護師や、精神科医師、保健師、臨床心理士、精神保健福祉士などで運営しています。精神障がいの親と暮らした経験を持つ"子ども"の立場の人を対象に、交流会の開催や掲示板での交流等を行っています。詳しくはホームページをご覧ください。

精神障がいの親と暮らす「親&子どものサポートを考える会」 ※NHKサイトを離れます