浮きこぼれの子どもを担任する教員です。今年ある子を初めて担任し、ギフテッドという名前を聞きました。知識が足りずどのような病気なのか詳しく知りませんでしたが、保護者の方が丁寧に説明してくださいました。それでも正直全て理解はできていませんでした。最近やっと、今まで本人がどれだけ苦しんでいたか、ご家族が助けを求めていたかが分かるようになりました。分かるようになったのは、お母さまが何度も何度も子どもの状態を伝えて、困っていることを訴え続けてくださったからです。
しかし、私がやっと理解できたところで、できるサポートには限界があります。もっと、一人一人に合わせた教育が柔軟にできるように、学校教育の根本的なシステムや法律が変わって欲しいです。簡単なことではないけれど、少しでも多くの子どもたちが、学校への行きづらさを感じず、楽しめる場所にしていきたいと思います。

2021年12月01日 20時22分