「性/ジェンダー」 基礎情報と相談窓口

もくじ

ジェンダーとは

生物学的な性差に対して、ジェンダーとは、社会的・文化的に割り当てられた性差を意味します。「男らしく働いて稼ぐべき」「女らしく家庭を守るべき」など、社会によってつくられた「男性像」「女性像」を指します。こうした固定的な役割分担意識や偏見などから、男女間の格差がうまれているとされています。

各国の男女格差の度合いを指数化して順位をつける「世界ジェンダーギャップ指数」というものがあります。いわばジェンダー平等に関する“成績表”ですが、2023年時点で、日本の順位は146カ国中125位でした。(2023年 世界経済フォーラム)

調査は「政治」「経済」「教育」「健康」の4つの分野で行われます。日本は、教育と健康の分野では指数が146か国の平均を上回っているのに対し、政治と経済は平均よりも低いうえに前年よりも指数が下がりました。女性議員や女性管理職の割合が低いことが大きく影響しています。

相談窓口・支援団体※NHKサイトを離れます

内閣府男女共同参画局

男女が対等に意思を尊重され、自分らしく生きることができる社会を目指す「男女共同参画社会」に関連する情報を掲載しています。



【各地の相談窓口については】

女性センター

都道府県および市町村等が自主的に運営している女性のための総合施設です。ウィメンズプラザ、男女共同参画センター等、名称は自治体によって異なります。人権相談や法律相談、心と体の相談など、女性が抱える問題全般の相談や情報提供を行っています。

男性の相談窓口

都道府県および市町村等が自主的に運営している男性のための相談窓口があります。男女共同参画センター等、名称は自治体によって異なります。男性相談員が、夫婦関係、職場・仕事上の人間関係、セクシュアリティなどについて、男性のための 悩み相談に応じています。

女性相談支援センター

2024年4月「困難な問題を抱える女性を支援するための法律」が施行され、これまでの婦人相談所から名称を変更して、相談支援を行っています。
各地の相談窓口については、女性支援特設サイト「あなたのミカタ」(厚生労働省)にて、ご確認ください。

スマート保健相談室

男女ともに若者に向けた、性や妊娠などに関する正しい情報や、専門家に相談できる窓口を紹介する、健康相談支援サイト(こども家庭庁)です。各地の相談窓口については、サイト内で検索・確認ください。

(民間の支援団体等については、番組の取材先を中心に掲載しています)

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